みなさま、こんにちは👩
一見同じような「セメント」「モルタル」「コンクリート」。
それぞれの違いをお話していきます😽
1.セメントとは
セメントとは、コンクリートを作るための材料の一つで灰色の粉末です。
現在セメントは、そのほとんどがコンクリートとして使われていますが、大別して「ポルトランドセメント」「混合セメント」「特殊セメント」の3つに分けられます。
通常、目にすることが多いのは「ポルトランドセメント」です。
外構工事で使われるセメントは石灰石や粘土などが主原料とされていて、モルタルやコンクリートの材料として用いられます。
セメントを元に、「コンクリート」「モルタル」は作られているのです。
2.モルタルとは
モルタルとは、「セメントペースト」+「砂」+「水」を練混ぜて一体化した材料のことです。
石灰石に水と細骨材(一般的にいう砂)を混ぜたものをモルタルといいます。
☆特徴
「モルタル」は、主にレンガやブロックの目地や、「コンクリート」表面の仕上げに使われます。
さらに、建物の下地に使ったり、接着剤として使えます。
モルタルはやわらかいので、仕上げなど、調節をするときに活躍してくれます。
駐車場や外構まわりの床面にモルタルを平たく塗ると、水はけがよく、見栄えもよくなります。
3.コンクリートとは
コンクリートとは、「セメントペースト」+「細骨材(陸砂、山砂、砕砂など)」+「粗骨材(砂利、砕石など)」+「水」を練混ぜて一体化した材料のことです。
コンクリートはJIS規格などをもとに、目標とする強度や流動性、耐久性、施工性などを考慮し配合設計します。
また、練混ぜ方法や練混ぜ時間も、JIS規格をもとに定められています。
☆特徴
材料であるセメント、砂、砂利、水は安く大量に手に入れやすいことや、建物を造るのに対して「自在に形成できて寿命が長い」という特性があります。
コンクリート住宅には、耐震性、耐火性、遮音性、耐熱性、耐久性に優れているといった特徴があるだけでなく、様々な表現方法が可能なのも魅力です。
いかがでしょうか。
材料に違いがあったんですね💡
コンクリートとモルタルはどちらもセメントから作られる建築材料ですが、粗骨材が含まれているのがコンクリート、含まれていないのがモルタルと覚えておけばOKです🌞